落武者戦闘服の雑多な日記

40代サラリーマンの雑多な日記です。

Standby me 描クえもん/佐藤秀峰

特攻の島を直近読んで、サジェストで出てきた同じ作者の佐藤秀峰のこちらの作品も読んでみた。

特攻の島の感想はこちら。

ochimusha-sentouhuku.hatenablog.jp

 

ochimusha-sentouhuku.hatenablog.jp

 

<目次>

 

あらすじ

漫画家を目指すアシスタントを仕事にする主人公。

アシスタントの同僚の女の子が気になるものの声をかけられず、長年連載を持てず悶々とした日々を過ごす主人公に、未来の自分だと名乗る冴えないおじさんが現れ、なぜか自宅に居候するようになる。おじさんのアドバイスもうけながら、とんとん拍子に連載が決まっていくものの、出版社との契約などでもめ、漫画業界の闇に翻弄されていく主人公を描いた、著者の経験も大いに反映した(いちお)フィクション。

よかったところ

著者のブラックジャックによろしく、や特攻の島のギリギリの命の瀬戸際で抗う人間の迫力に圧倒されて読んでいたが、本作は著者自身の出版社とのゴタゴタを描いた暴露本的な要素も含んだ異色の漫画。バクマン。などが漫画業界のリアルを描いた作品として話題を読んで、映画化もされたが、あれのブラック版的な作品。あまりストーリー的な部分で引かれることはなかったが、著者と出版社とのゴタゴタは何となくしっていたので、あくまで著者側からの一方的な主張ではあるものの、裏側の事情が見えたのは面白かった。あとは著者の画力向上なのか、時おり出てくるエロシーンのクオリティが過去作に比べて上がっているのは少しだけ見所。

悪かったところ

過去作にあったようなギリギリの命の迫力を描く姿であったり、バクマン。的な漫画業界の面白さ的な部分を期待してみると拍子抜けしてしまう。あとは自分は漫画は漫画で純粋に面白い作品を望んでいて、それ以外の著者の主張のようなものを見せつけられると若干引いてしまうタチなので、本作は個人的にはあまり受け入れられなかった。同じような、というわけでもないが、昔アジアンカンフージェネレーションというバンドが結構好きで、当初は結構荒いロックの感じとか、勢いが好きでよく聞いていた。ところが途中からボーカルの後藤が政治色というか主張の強い発言が増えて、そのあたりから若干聞くのを控えていた。それと今回の佐藤秀峰の漫画作品で同じような、すこし引いてしまう感覚を覚えてしまった。

 

また著者にはもろもろゴタゴタが解決なのか、解決せずとも好きな漫画と真っ正面から向き合って、本当に書きたい作品が書けるような状況がめぐってくることを願っている。そうなったときの著者の作品を自分はみてみたい。