おはようございます。
落武者戦闘服です。
葬送のフリーレンの先週のレヴォルテ編を見ていて改めて感じたのは、魔族の描き方のリアルさ。
村に現れた“神技のレヴォルテ”に対するは、戦士シュタルクと、“黒金の翼を操る魔法<ディガドナハト>”を駆使するゲナウ。レヴォルテの強烈な攻撃に、2人は打ち勝つことができるのか…!? 一方、フリーレン、フェルン、メトーデも、強力な魔法を操る魔族ゾリーダとヘモンと対峙していた―――!
登場するレヴォルテは、いわゆる「怒り」や「憎しみ」で戦うタイプの敵ではない。むしろ合理性と経験で動く存在で、発想としてはかなりサイコパス的に描かれている。
人間の言葉を理解し、会話も成立する。でもその言葉は感情を共有するためではなく、人間を欺いたり利用するための道具として使っている。
この「言葉は通じるのに価値観はまったく共有されていない」という描き方がかなり不気味で、魔族という存在をよりリアルに感じさせる。
勧善懲悪とはまた違う物語
この作品の面白いところは、単純な勧善懲悪でもないところ。
普通のファンタジーだと「正義の人間 vs 悪の魔族」という構図になりがちだけど、フリーレンの世界ではそういう道徳的な対立ではなく、価値観が根本的に違う生き物同士の衝突として描かれている。
魔族は人間を憎んでいるわけではない。ただ生態として人間を騙し、利用し、排除する。
だからフリーレンたちが魔族を倒すのも、正義のヒーローが悪を倒すというより、危険な捕食者を排除しているような感覚に近い。
この静かで淡々とした決着の感じが、フリーレンという作品の独特の空気を作っている気がする。
今回は作画もかなり気合いが入っていた
そして今回のレヴォルテ戦、作画の気合いもかなりすごかった。
魔法のエフェクトやスピード感のある動き、カメラワークなど、戦闘シーンの迫力がかなり強い。
フリーレンは普段は静かな旅の物語だけど、本気の戦闘になると一気にアニメとしての密度が上がる。
制作を担当している
マッドハウスは、重要回に作画リソースを集中させる作り方で有名なスタジオ。
実際、同じスタジオの作品でも
- ワンパンマンの最終決戦
- ハンター×ハンターのクライマックス戦闘
など、重要な回になると明らかに作画のギアが上がることで知られている。
フリーレンも同じで、普段は空気感や旅の雰囲気を丁寧に描きつつ、バトル回になると一気にリソースを投入するメリハリ型の作り方。
今回のレヴォルテ編は、まさにその良さがよく出ていた回だったと思う。
