こんばんは。落武者戦闘服です。
HUNTER×HUNTERの「王位継承編」を二回目読んでいます。
一回目は正直、「誰が誰!?」状態でまったく整理が追いつかず、読むのを何度か諦めかけました。でも二回目でようやく全体の構造が見えてきて、改めて富樫の恐ろしさを実感しました。
登場人物、多すぎ問題
まず登場人物が圧倒的に多い。
王子と王妃、側近、それぞれに個別の思惑があり、そこへハンター協会の正式メンバーと準会員、さらにマフィア三大組織まで絡んでくる。
それだけでも頭がパンクしそうなのに、幻影旅団とヒソカの死闘、クラピカの緋の目の追跡、ハンター協会のビヨンド=ネテロやジンの動きまで同時進行。
勢力図を描こうにも、もうカオスそのものです。
カオスの中の構造美
ただ、二回目に読むとその“混沌”が緻密な設計でできていることに気づきます。
継承戦という密室の心理戦を軸に、クラピカの過去と現在、旅団の生存戦略、ハンター協会の探究心などがすべて一本の糸でつながっている。
どの勢力にも「生き残る理由」があり、誰も完全な悪ではない。富樫はこの複雑さをリアルな人間ドラマとして描いているんです。
二回目でやっと分かる富樫の凄み
王位継承編って、一回目は混乱して当然。
でも二回目以降に、点が線でつながる快感が訪れます。
「理解できるようになってからが本当のスタート」みたいな構成で、再読するほど面白くなる。
富樫は情報の洪水すら演出として使う、唯一無二の作家だと思います。
